2013年9月16日月曜日

Picmvr 0.10 リリース

Picmvrをリリースした。
PicmvrはPicmvでサポートしていないGPS関連の機能がどうしても欲しくなったので作ったものである。
具体的にはジオタグで示される撮影場所の地名をファイル名の一部にいれられるようにした。ただし日本国内の撮影場所しかサポートしていない。
動作としてはJPEGファイルのジオタグを読み込み、内蔵または外部の逆ジオコーディングサービスを使って地名を得てファイル名に埋め込むことができる。
またGPX/KMLフォーマットのトラックログからジオタグを付加する機能もある。(ただしJPEGの場合画質が劣化する)
PicmvrはVisual Studio Express 2012 for Windows Desktop、WPF、C#を使って作成した。

DOWNLOAD:
Picmvr 0.11がリリースされました。

SCREEN SHOTS:





なおPicmvについては非常に動作が軽いツールなので、まだ存在意義はあると思う。それにバグもあるので直さないといけないと考えている。

以下にPicmvrのReadme.txtより引用する。

●Picmvr とは
・このプログラムはベータ版として暫定的に公開するものです。
**** 使用する場合は、大切な写真ファイルを失わないように、必ず写真ファイルのバックアップをとってください。 ****
**** 使用する場合は、大切な写真ファイルを失わないように、お使いのカメラ、PC環境で十分にテストをしてください。 ****
**** どのような事象が発生しても一切の責任を作者はとることができません。 ****
・デジタルカメラで撮影した画像を任意のディレクトリにコピーするフリーソフトウェアです。
・Picmvと似ていますが、Picmvほど高速に動作しません。
・Picmvと似ていますが、PicmvにはなかったGPS関係の機能が追加されています。またPicmvを開発した頃には存在しなかったWPFを用いてUIを開発しています。
・ジオタグが埋め込まれたJPEGファイルを認識しファイルの命名に利用することができます。
・ローカルで動作する逆ジオコーダーを内蔵していて、ジオタグから日本国内の地名に変換することができます(%Lマクロ)。
  ただし実験中の機能でありデータ圧縮の都合上精度は良くありません。
  なおローカルの逆ジオコーダーを開発するにあたり、国土交通省が公開する「国土数値情報(行政区域データ)」を加工して使用しています。関係者の皆様に感謝いたします。
・独立行政法人農業・食品産業技術研究機構 近畿中国四国農業研究センターが運営するFinds.jpが提供するWebサービスを逆ジオコーディングに利用することもできます。
  一日あたりのアクセス回数に制限がありますので、それを超えた場合はローカルの逆ジオコーダーをPicmvrは使用します。サービスを公開されているFinds.jpの皆様に感謝いたします。
・プレビュー画面においてGoogle Mapを用いて撮影場所の確認をすることができます。
・Exifヘッダの撮影日時情報を元にファイル名に命名します。命名規則はユーザが定義することができます。
・JPGファイル以外も任意の拡張子のファイルを対象にできます。
・メモリカードを自動認識することができます。
・コピー先ディレクトリ名も撮影日時情報から命名することができます。
・WPF(Windows Presentation Foundation)を用いています。
・iPhoneからの写真転送機能は開発中です。

●動作環境
Windows7
.NET Framework 4以上

●ZIP 版のインストール方法
適当なディレクトリを作成し、アーカイブを展開します。

●ZIP 版のアンインストール方法
インストールしたディレクトリを丸ごと削除します。

●使い方
1. Picmvr.exe を起動します
2. ファイル入力元、出力先、命名規則などを適切に設定し、実行ボタンを押します
3. コピーされます
または、
1. Picmvr.exe を起動します
2. ファイル入力元、出力先、命名規則などを適切に設定し、ファイルやフォルダを指定のパネルにドロップします
3. コピーされます

●ファイル・ディレクトリの命名法について
%Y 4桁の年号
%y 2桁の年号
%m 月
%d 日
%H 時
%M 分
%S 秒
%W 週(英語表記)
%w 週(日本語表記)
%k メーカー名
%l モデル名
%L 撮影場所
%V キーワード

例: %y%m%d_%H%M%S → 050315_221202

例えば、撮影日時が2005年2月14日12:34:59の場合、
%Y=2005,%y=05,%m=02,%d=14,%H=12,%M=34,%S=59に置換されます。
EXIFヘッダがない場合や JPEG ファイル以外ではタイムスタンプを利用します。
%% は % 文字自体を示します。
ファイル命名法に拡張子は記述できません。
%o は元ファイル名・ディレクトリ名に置換されます。
ファイル名が重複する場合の処理は、シリアルナンバを付加することができます。

●バージョン履歴
2011.4.14 0.00 作成開始
2013.9.16 0.10 公開

●開発環境
Windows7 / WPF4 / C# / Microsoft Visual Studio Express 2012 for Windows Desktop

●作者
橋本直之
メール: nyk@palette.plala.or.jp
WEB: http://www6.plala.or.jp/nyk