2007年7月26日木曜日

iTunesU と 英語学習について

最近、iTunes Store に iTunes U というカテゴリができていることに気付いた。MIT やスタンフォードなどのフルサイズの講義音声、ビデオ、資料が無償でダウンロード可能だ。このような試みは日本の大学でもあるが(JOCW/OCW)、iPod+iTunesという事実上最強の視聴プラットフォーム上で展開されていくことが興味深い。各大学でバラバラに配布されるよりもはるかにアクセスしやすいし、本当に良い講義であるのならば日本の大学も是非参加してほしい。
なお iTunes U は今のところ英語によるコンテンツがほとんどのようだ。英語の勉強にも使えるかもしれない。

ところでここのところ、英語の学習書や教材をいろいろと試してみたが、それぞれが少しずつ違う英語習得のメソッドを主張していて面白い。文法、ディクテーション、単語、シャドーイングのどれか
、またはいくつかを主軸としつつ、構成を難易度、文法カテゴリ、使える場面カテゴリなどに区分けして学習者の目に留まるよう工夫しているようだ。
学習者のそのときの実力に応じて学習方法を選ぶのが適切なのは当然だから、このように多様な方法があるのも当然だと思う。
またネイティブスピーカーの子供が生まれてから言葉を話すまでをトレースするような(自然で最適化された)学習法を、違う立場・状態の人間が同じようにやろうとしても、通常は難しいことが多いだろう。

自分の場合は、読むことだけはなんとかなっているが、そのほかがだめだ。これは読むことだけが必要だったからなのだが、きちんと会話したいと思っているのでなんとかしたい。
文法知識は自然言語の論理的な解釈を促し学習の見通しをよくするが、すぐには
役にたたない。また単語(語彙)力は最終的にはもっとも重要になってくると思われるがその段階ではない。そんなことの前に膨大な音声が iTunes U を含めそこにあるわけだから、まずはそれを聴いてみようと思っている。

2007年7月21日土曜日

デザイニング・インターフェースという本を読み始めた

オライリーの「デザイニング・インターフェース」(Jenifer Tidwell著、浅野紀予訳)という本を読み始めた。買ったのではなく、よく行く図書館にたまたまあったのを見つけて借りたのだが、これは原書とあわせて買っても損がないかもしれない。
内容は言ってみればUIのデザインパターンのカタログなのだが、それの解説が面白い。今まで自分がUIを設計するときに、感じたこと、メモした方が良さそうな思い付きなどを再収集することもできた。以前も書いたが自分は辞書のような本が好きなので、読んでいて楽しい。

型にはまった、あるいはクラシカルな UI を想像力の邪魔になるから最初から頭の中より排除した方がよいという考えのWebデザイナにはお勧めできないかもしれないが、基礎知識を一通り得たいアプリケーションプログラマには良いと
?った。
もう少し読み進めてみる。

2007年7月18日水曜日

Silverlight で 3D 描画

Silverlight で 3D 描画をしようとしている人たちがいる。


Balderpython cube3D demo などを見つけた。Sliverlight は WPF と違って3Dエンジンを持っていないから、どうしているのかと思ってソースを見たところ、どれも自前でトランスフォーム、透視変換、テクスチャマッピング、バックフェースカリング等を行っているようだ。


考えてみれば、シーンからトライアングルのセットアップまでできてしまえば、あとはフィルすればよいのだから GPU は勿体無いがこういうことは Sliverlight で可能だ。いろいろなブラウザ上の Javascript で実行可能になるので使いどころはいろいろあるかもしれない。それに3D描画の勉強にも良いのかもしれない。


ただ隠面消去はどうすればよいのだろう。ひとつのキューブが回転するだけならカリングだけでも大丈夫だが、シーンが複雑になると絵が破綻する(現在のBalderがそうだ)。Zバッファは流石に使えないと思うので、Zソートをポリゴン毎にするくらいしか思いつかない。


いずれにせよ面白い。


2007年7月15日日曜日

英語学習書の「えいご漬け」化2

以前のエントリで英語学習アプリを作っていると書いた。その後学習の進み具合を視覚的に確認できる機能を追加した。
また底本をスキャンし、問題の文法解説を自動的に閲覧できるようにした。400ページほどある本なので
全てをスキャンするのは大変だった。今後、参考書に学習者(自分しかいないが)がマウスで書き込みできるようにしてみる。

ところで参考のために買った Nintendo DS 版の「えいご漬け」は非常によくできている。楽しみながら続けられるための工夫が随所に見られ
売れているのも納得がいく。DSにはこのような学習支援ソフトがいくつも出ているので研究してみようと思う。

DSの次のようなハード的特長は、eラーニングにぴったりである。
  • コンパクトで常時携帯可能
  • ペン入力が可能
  • 音声の入出力が可能
このようなメリットの反面で、学習する過程で発生する様々な疑問の解決を、簡単にはできないという欠点もある。

しかしこれに関しては、今の時代であれば Web 上でみんなで解決する仕組みが応用できそうだ。
たとえば上段で「スキャンした底本へ書き込む機能を作りたい」と書いたが、これを学習者で共有することが思いつく。
英語学習に限らず、いろいろな学習において発生する疑問の多くは一般的で特殊なものではないと考えられるからだ。
だから、「コミュニティサービスではあるが、あくまでも学習コンテンツをコアとする何か」があると面白いと思った。
(自分が知らな
?だけで既に存在するかもしれない)。

ところで、eラーニングに関しては Web 上のものをいくつか業務命令でやったことがある。ほとんどはつまらないもので、
コンテンツの制作側も楽しみながら作っていないと断言できるものばかりだった。えいご漬けの制作者を見習ったほうが
良いと思った。一般アプリでもWebコンテンツでも何でもそうだと思うのだが、制作者が制作を楽しんでいるかどうかは、
必ず品質に反映する。


2007年7月12日木曜日

Microsoft MVP アワードを受賞した2


USのMS本社からアワードパッケージが届いた。
紙の表彰状で表彰されるのは、小学6年生の夏休み自由研究(気候パラメータと喘息発作の相関を調べた)の時以来だ。何かものを作るにあたって、誰かに褒められたい、あるいは褒められたいからやっているという部分はいくらかは確実に存在する。

なお、写真の表彰状のほかにもいろいろとギフトが入っていた。




2007年7月11日水曜日

[プレゼン][高橋メソッド] DXPresentation 1.07 リリース

  • Windows Vista + Intel 系ビデオカードで描画がおかしいことに対する対策をした。設定ウィンドウよりオンオフできる。

具体的にはポイントライトの有効化のタイミングを変更した。これが正しいという確証はない。
Vista ではどのビデオカードでもインストール後デフォルトで対策スイッチオンになる。
XP ではどのビデオカードでもインストール後デフォルトで対策スイッチオフになる。

2007年7月10日火曜日

DXPresentation の Intel 945G ビデオにおける不具合について

プレゼン用アプリ「DXPresentation」は Windows Vista + Intel 945GM などのグラフィックアダプタにおいて正常に描画できないことを指摘されていたが、作者の環境(Apple Mac Mini と Boot Camp + Windows Vista Ultimate を今日用意することができた)でも再現した。(ちなみに Windows XP ではこの不具合は発生しない)
症状としては平行光源下のライトの影響を受けるジオメトリが全て黒くなる。

原因がよくわからない。法線ベクトルの正規化具合、マテリアルの各パラメータ、ライトのパラメータなどをチェックしてみたが全て正常だった。
いろいろやっているうちにライトの初期化のある命令の順序を変更したところ正常に描画されることに気付いた。しかし、意味が全くわからないpan>。

きちんと修正することができたらリリースしたい。

2007年7月6日金曜日

Picmv 1.26 リリース

  • カメラのメーカー名、モデル名の展開においてファイル名として使用できない文字を削除するようにした。

PENTAX「*ist」シリーズ対策。* は Windows のファイル名として使用できない。

2007年7月2日月曜日